2019/10/25 ポツポツ、ザーザー、ゴーゴー
ザーザーと窓に雨が当たる音で今朝は目が覚めた。
どうやら台風が近いらしい。
10月なのにブルッと震える寒さを感じる。
雨の日は普段とは体調が大きく変わる。
これまで人間を21年間やってきたが、今だに雨の日の体調の整え方がわからない。
そんなことを思いながら布団から出ることを拒否した。
雨の日は
髪が湿気で思い通りにいかない 嫌だ。
雨でズボンの裾が濡れる 嫌だ。
傘がかさばって邪魔になる 嫌だ。
雨の日は1日が予定通りに進まないから 嫌だ。
雨の日はいいことがない。何をしてもうまくいかない。雨というだけで1日が鬱になる。
ただ雨の中で唯一好きなものがある。
雨の音だ。
ポツポツ、ザーザー、ゴーゴーとオノマトペは多々あれど、どれも僕は好きなのだ。
雨の音には不思議な力がある。
目をつぶり、雨の音を集中して聞いてみると心がスンッと落ち着くのを感じるのだ。
今朝も雨の音で起きた。目覚まし時計に無理やり起こされるのに比べたらかなり快適な目覚めだったことは確かだった。
雨の音には鬱々しさの奥にある静寂にたどり着かせてくれる何かがある。
僕は雨の日は 嫌いだ。
でも、たまには鬱々しい雨の中で音に耳をすますのも悪くないのかもしれない。
そんな日があっても僕は 嫌いじゃない。